暗黒に開いた一つの穴

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暗黒に開いた一つの穴がパクパクと動いている。ペットショップで水槽の熱帯魚や金魚を眺めていると、魚だったのかと独りごちることになる。ディズニーのアニメになると明るい話になるが、海の底や川の底など暗く静かに過ぎて、自然というものについて簡単に開いたりできない暗いものといつも思うのだ。自然であることでか覗いている貧乏というものが切っても切っても、執拗だ。昨日もクリスマスの話からか、貧乏がよく魚になったり鳥になったりしていたことについて、二度と貧乏と接点を作らないために自分たちは自分たちでやったのだが。やはり年の瀬の寒すぎる夜、叫んでいる貧乏の声が聞こえてくるのだ。何かになっていたからって悪いと思ったことなんかないね!悪いと思わないよ!どこが悪いんだ!!と理由のないことでこうむった魚の話について叫ぶ声が聞こえていた。何にもならないで人間でい続けるためだけに世知辛い話ばかりをし、時に払ったりもしたはずだった。深淵でパクパクと開く一つの穴。穴の話に貧乏は終始していたのだが。異様なナッタ話に辟易し、ペットショップの熱帯魚の口を見ていて貧乏というものの罵りというものが、魚の口という話程度のはずであることについて考え込んでいた。何かになったと言っていた貧乏を切っただけだった。異常者だったからである。貧乏がなったものにして殺している貧乏がいることに、そのあとで気づいたのだ。魚が10年も経ってから、その間人間はやってなかったんだって!オレだけがやってたんだって!と言って泣きながら詫びていた。流石に悪いことだとはわかったようだが、大概動物は悪いこととわからない。人間と同じことができるのが自慢になる。犯罪を犯すことが自慢げになることがしばしばだ。人間というものについて説明してもわからない。魚でいるために人間というものがわからないのだろう。わからないのかと言って殺してしまったと言うが、魚でも魚でい続けるために人間のことなんかまるでわからないのだ。悪いと思わないのは貧乏だからだろうに。

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